2017年3月6日月曜日

Frankfurt am Main

突然ですが、2000年、ドイツを旅行した時の写真。
最近、当時のモノクロフィルムをスキャンし直していて、改めてこういう記録も残しておかなければ、という使命感!?と、ヤード系貨物全廃、車扱い貨物も激減した日本において、もう少し鉄道貨物の違った未来もあったのでは?という思いで投稿です。
ドイツの玄関口である国際空港もあるフランクフルトは、正式名称「Frankfurt am Main」の名の通り、マイン川の水運により発展した工業都市でもあります。
当時、旅の合間に、地図で貨物引込線らしき線路を見つけ、マイン川沿いのスクラップ工場の裏を抜けると、運河に沿った引込線で、無蓋車1両単位でのスクラップ輸送をしているのを見つけました。
以前のネコパブリッシング社刊「トワイライトゾーンマニュアル」で、塩釜埠頭駅で無蓋車トラを使ったスクラップ輸送が紹介されていたことがありましたが、ドイツで同じような輸送体系が残っていることに感動を覚えました。
どうですか?貨物マニアにはたまらない雰囲気でしょう!!!
(勝手に興奮。。。)
さらに裏手には、倉庫に引き込まれた引込線も。。。

「DB」=Deutsche Bahnでは、日本では壊滅した操車場(ヤード)系貨物が今でも残っています。とはいえ、旅行した2000年当時でも、一部合理化は進んでおり、地図では残っていたヤードが、実際に行ってみると、線路が剝がされていたことも。


今回、久々にフィルムスキャンしたのがきっかけで、「もう2000年当時のスクラップ輸送は残っていないだろうな」と思いつつ、Google Mapで探してみると・・・・
(C)Google Mapより(赤字は筆者追記)
ありました!!!
線路が残っています!!!
スクラップ工場が残っているのかどうかはよくわかりません。
しかし、ヤードからマイン川沿いの運河?港?に線路が引き込まれているのが確認できました!!そうです!!ここです!!感動!!!
(Google Mapでは、もっとズームできます)

フランクフルトには、この他にも、中心部のマイン川沿いの公園に、怪しい引込線があったり、まだまだ趣味的に面白い場所もありました。
うーん、日本にもこういう光景が残っていれば・・・と思わずにはいられません。

鉄道趣味の盛んなドイツなので、恐らくドイツの趣味人の間では有名なのかもしれませんが、なかなか日本では紹介されることは無いので、今回投稿してみました。
貨物趣味のみなさま、ヨーロッパ旅行の合間にこういった場所を探検して、レポートしてみてはいかがでしょう!?
ただし、ヨーロッパは比較的安全とはいえ、たいていの場合、貨物駅は市街地の外れに位置していますので、くれぐれも安全に気を付けて、自己責任でお願いします。。。

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