2017年12月31日日曜日

岡山臨港鉄道不二倉庫運輸専用線跡

もう一年前になるのですが、岡山臨港鉄道、岡南福田駅西側の不二倉庫運輸専用線跡の写真を。
訪問したのが夕方だったので、昼に撮りなおしたものを上げようかと思いましたが、結局一年経ってしまいました。。。

岡山臨港鉄道跡は、道路になりました。
ネコパブリッシング刊RM LIBRARY197「岡山臨港鉄道」のP.30に現役当時の写真が載っていました。

本線から一段下がるように、機回し線と一本の引込線が伸びています。
この扉は、倉庫の建設当時、貨車からの積荷を降ろすのに使っていたハズ。
C35(C36?)と18D型の廃コンテナが、鉄道輸送の名残のようですが、岡山臨港鉄道現役時代には、もちろんコンテナを扱っていませんでした。
近くには、小さな用水路があり、橋台跡らしきものも残っています。
この辺りは、道が広くなり、ちょっとした公園のように整備されています。
岡南福田駅、岡山港方面を見ると、旧小野田レミコンのセメントサイロが立っています。
ここにも岡山臨港鉄道からの引込線が伸びていました。

不二倉庫運輸専用線から、少し岡南福田駅方向に進むと、少し幅の広い用水路を渡ります。やっと線路の写真w
2013年12月21日にも掲載した写真です。1990年頃。
横から。恐らく記憶する限り、岡山臨港鉄道で一番立派な鉄橋なのではないでしょうか?
同じく1990年頃、小野田レミコンのサイロに近付きます。
こちらは岡南福田駅の踏切から、大元方向、すなわち、不二倉庫運輸専用線方向を写した写真。1990年頃。
小野田レミコンの引き込み線は、ここから左に1本分岐していたハズです。

今回も、鉄道ブログなのに線路の写真が少ない記事で、2017年を締めたいと思います。。。
来年はもう少し更新頻度を上げようかなw
みなさまよいお年を!!

2017年12月26日火曜日

岡電バス 西日本車体工業58MC


2012年、クラレ岡山工場前での岡電890号車。突然教習車として走ってきたので急いでカメラで捉えた、奇跡の一枚。
ボクは「福島・岡山港」線で通学していたので、ここで西工58MCを写真に収めることができたのは、感動もひとしお。。。
この何年か後、この子を結婚式で貸切ることになるとは夢にも思っていませんでした。
そして、今(2017年12月)でも890号車が現役であることに奇跡を感じます!!

2017年3月6日月曜日

Frankfurt am Main

突然ですが、2000年、ドイツを旅行した時の写真。
最近、当時のモノクロフィルムをスキャンし直していて、改めてこういう記録も残しておかなければ、という使命感!?と、ヤード系貨物全廃、車扱い貨物も激減した日本において、もう少し鉄道貨物の違った未来もあったのでは?という思いで投稿です。
ドイツの玄関口である国際空港もあるフランクフルトは、正式名称「Frankfurt am Main」の名の通り、マイン川の水運により発展した工業都市でもあります。
当時、旅の合間に、地図で貨物引込線らしき線路を見つけ、マイン川沿いのスクラップ工場の裏を抜けると、運河に沿った引込線で、無蓋車1両単位でのスクラップ輸送をしているのを見つけました。
以前のネコパブリッシング社刊「トワイライトゾーンマニュアル」で、塩釜埠頭駅で無蓋車トラを使ったスクラップ輸送が紹介されていたことがありましたが、ドイツで同じような輸送体系が残っていることに感動を覚えました。
どうですか?貨物マニアにはたまらない雰囲気でしょう!!!
(勝手に興奮。。。)
さらに裏手には、倉庫に引き込まれた引込線も。。。

「DB」=Deutsche Bahnでは、日本では壊滅した操車場(ヤード)系貨物が今でも残っています。とはいえ、旅行した2000年当時でも、一部合理化は進んでおり、地図では残っていたヤードが、実際に行ってみると、線路が剝がされていたことも。


今回、久々にフィルムスキャンしたのがきっかけで、「もう2000年当時のスクラップ輸送は残っていないだろうな」と思いつつ、Google Mapで探してみると・・・・
(C)Google Mapより(赤字は筆者追記)
ありました!!!
線路が残っています!!!
スクラップ工場が残っているのかどうかはよくわかりません。
しかし、ヤードからマイン川沿いの運河?港?に線路が引き込まれているのが確認できました!!そうです!!ここです!!感動!!!
(Google Mapでは、もっとズームできます)

フランクフルトには、この他にも、中心部のマイン川沿いの公園に、怪しい引込線があったり、まだまだ趣味的に面白い場所もありました。
うーん、日本にもこういう光景が残っていれば・・・と思わずにはいられません。

鉄道趣味の盛んなドイツなので、恐らくドイツの趣味人の間では有名なのかもしれませんが、なかなか日本では紹介されることは無いので、今回投稿してみました。
貨物趣味のみなさま、ヨーロッパ旅行の合間にこういった場所を探検して、レポートしてみてはいかがでしょう!?
ただし、ヨーロッパは比較的安全とはいえ、たいていの場合、貨物駅は市街地の外れに位置していますので、くれぐれも安全に気を付けて、自己責任でお願いします。。。

2017年2月20日月曜日

東津山駅住友セメントサイロ

突然、久しぶりに更新です。
ふと、久々にフィルムスキャンしてみました。
1998年頃。住友セメントサイロ。
姫新線、東津山駅です。
ちなみに、左のトラックが入っているところが、むかし線路でした。
Wikipediaによると、姫新線の貨物営業廃止は1987年(昭和62年)のJR化直後。
要は1984年ダイヤ改正の操車場廃止後も生き残ったことになります。
1998年の施設の残存状況から、勝手な想像ですが、恐らくこの住友セメントサイロは、1987年頃まで現役ではなかったのか?
発駅を推理すると、山陽本線宝殿駅の住友セメントが1997年まで残っていたことから、住友セメント赤穂工場、すなわち、赤穂線の西浜信号所ではなかったのだろうか?
誰か知っている人、ご教授ください!!


2017年1月19日木曜日

営団6000系

東京メトロ6000系が伊勢原に来ていました。やっぱりこの子のデザインは美しい。
昨日Instagramで投稿しましたが、上手く鉄道ネタはこちらと連動できないかしらね。
もうレアな運用みたいですね。昭和43年デビューの6000系、今年限りで引退の噂も。
つぶらな瞳、窓のないメカ的貫通扉、今でこそありがちですが、この近未来的デザインのパイオニアは6000系です。

2017年1月18日水曜日

2017年明けましておめでとうございます!

遅ればせながら、2017年明けましておめでとうございます!
写真の方で、個展「ムーニー劇場 第二幕 ~切った女と切られたかった男~」および、グループ展「Love to Eros3」が終了し、鉄道Blog再開となった次第です。

さて、2017年のお正月、故郷岡山に帰りました。
写真の通り、岡山港の先端部分にある岡山港湾運輸のクレーンも、県営上屋も変わりなく、晴れの国岡山らしい、非常に爽快な天候でした。

県営上屋については、既に過去のBlogなので、記事のリンク載せておきます!!
是非読んで下さい(笑)
岡山港県営上屋のこと(岡山臨港鉄道の話題) ~その1~
岡山港県営上屋のこと(岡山臨港鉄道の話題) ~その2~
岡山港県営上屋のこと(岡山臨港鉄道の話題) ~その3~
岡山港県営上屋のこと(岡山臨港鉄道の話題) ~その4~

しかし、写真をよく見ると、前回の写真と変わった点があります。

2013年頃から、津波対策の防波堤が設置されておりましたが、その防波堤が、船の接岸部分にも伸びておりました。
そのまま岡山港の海に接する部分ぐるり一周!約1mの高さのコンクリート製防波堤に囲まれたではありませんか!!

いやあ、「港の情景」も変わっていくのですね。
そういえば、最近、全国港めぐりに行ってなかったなぁ。
横浜、川崎等の主要港もこのような防波堤が設置されるのでしょうか?
途方もない工事のような・・・

「古き良き港の情景」より、津波対策の方が大切なのは当然ですが、昭和の時代に見られた「港の岸壁から釣り糸を垂らす」とか、西部警察などのカーアクションで「岸壁から車が海へダイブ!」なんて光景も過去のものになっていくのかもしれませんね。