2021年11月7日日曜日

伯備線貨物列車~その1~

岡山の少し古い家には、必ずと言ってよいほど飾ってある写真があります。
ボクはその写真を持っていないので、絵を描いてみました。

1973年、伯備線布原信号所の鉄橋を走る、蒸気機関車D51三重連の写真。
当時、全国的にも少なくなりつつあった蒸気機関車に、一種の「郷愁」を求めてか、鉄道マニアのみならず、老若男女問わず、「SLブーム」が巻き起こります。

その対象として、日本全国でいくつかの有名SL撮影地(お立ち台)に、非常にたくさんの人が集まることになりましたが、その一つが、この伯備線布原信号所(現在は布原駅)鉄橋でした。
この貨物列車をもう少し詳しく説明すると、D51三重連が牽引していたのは、布原からさらに2駅伯耆大山駅寄りにある足立駅の「足立石灰工業」から発送される、セキ6000形、ホキ7000形による石灰石でした。

前BLOG、381系特急「やくも」に乗ってきました!でも掲載しましたが、足立駅の専用線は廃止になりましたが、「足立石灰工業」さんの工場は、いまでも盛業中ですw

発送先は、兵庫県の姫路から瀬戸内海方向に分岐していた、通称飾磨港線(正式には播但線の一部)の終点、飾磨港駅の日本製鉄瀬戸内製鉄所でした。

当時のD51三重連から、石灰石貨物廃止までの伯備線貨物の歴史と、素晴らしい写真が掲載された、DFアローさんの「伯備貨物小史」をご紹介させていただきます!


伯備線には、現在でも、伯耆大山駅まで、定期3往復、臨時を入れると4往復の貨物列車が設定され、伯耆大山にある王子製紙米子工場の貨物を主として、陰陽連絡幹線として、伯耆大山に集約されたコンテナ貨物を、国鉄型電気機関車EF641000番台牽引で、運んでいます。
少し前まで、米子駅に隣接した米子貨物駅を起点として、様々な車扱貨物や、最近でも、コキ71によるカーラック輸送など、バラエティに富んだ貨物を見ることができました。

ボクも、地元岡山でもあり、幼少時から、高梁川に沿った中国山地の大自然を走る、魅力的な貨物列車を、何度か見てきました。
いよいよ、EF641000番台も新型機関車への置き換えの噂も聞こえてきましたので、改めて写真を撮りに行ってみました。

ということで、ここで次回に続く!





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