2020年3月8日日曜日

walthers #933-3225 穀物サイロ~その2~


2005年5月、ボクは、WalthersのNゲージスケール穀物サイロの模型を求めて、浜松駅に降り立った。
目指すはアールクラフト模型店!
https://www.aalcraft.com/

現在では、amazonが台頭し、その他、ヨドバシカメラや、楽天に出店する模型店など、目指した商品をピンポイントで検索して、通信販売で購入することができる。

しかしながら、幼少時、鉄道模型やプラモデルを、町の模型店や、デパートで、陳列された商品を目で見て、手に取って選ぶ楽しさは、幸せなひと時である。
岡山の高島屋には、かなり細かく作りこまれた、巨大なNゲージレイアウトがあったし、天満屋には、鉄道模型に非常に詳しい店員さんがいた。
鉄道模型は無かったが、ジャスコ岡山青江店(後にイオンになり、現在は解体)には、ガンダム、ロボダッチなどのキャラクターものから、車やバイク、ミリタリーものまで、あらゆる種類の大量のプラモデルの在庫があった。
以前にもこのブログに書いたが、岡杉商店や、山陽模型店など、街の模型店もたくさんあった。
鉄道模型やプラモデルが大人でも手が届かないくらい高くまで積んであり、そんな棚の片隅に埃をかぶって忘れられたように置いてある、当時としてはレアな海外製品などを見付けて喜んだ。

浜松のアールクラフト模型店もたくさんの在庫の中から、「探す楽しみ」がある、すばらしい模型店だ。
今も盛業中のようなので、勝手な思いだが、このまま通信販売に負けないで店舗販売も続けて欲しいものである。

しかしながら、実は、そのアールクラフト模型店で、ボクの第一の目標だった、walthers #933-3225穀物サイロは在庫が無かったのだ!

大量の商品の中から、探し当てたのは、冒頭の写真、walthers #933-3226「Add-On Silo」=要は、増設、追加用のサイロである。

本体が無いんかい!!笑笑笑

しかし、この時、アールクラフトさんで、しっかり購入して帰った。

正解だった。
この商品は、リンク先を見ていただければわかるが、2020年現在、walthers本家でも在庫切れであり、実は2005年からずっと在庫切れで、再生産されていないものと思われる。

ということで、アールクラフト模型店さんでは、この他に、Walthers #933-3247 Western Flood Loaderなどを購入して帰った。
日本製のプラモデルの質は高い。
海外製のプラモデルを購入したことがある方ならわかるかと思うが、パッケージの絵や写真だけでは、そのプラモデルを自分が組み立てられるかどうか?は判らないものである。
プラスティック成型の精密さ、パーツ同士の接合のしやすさや、「バリ」などの仕上がり状況、色の塗りやすさ、等々。
海外製プラモデルは、説明書通り組み立てられるかどうかは、自己責任!なのである。
過去にボクも、プラ丸棒や、角棒、真鍮線などが、そのままパッケージしてあり、例えば細かい手すり等の再現等で、
「あとは、この素材から、切り出すなり、曲げるなり、削るなりして、自分でがんばって作って下さい!!」というキットに出会ったこともある。
(「ガレージキット」と呼ばれるものには、日本にもこの手のキットはたくさんある。そこに、「作る楽しみ」があると言えば、その通りであるが、自分にその技量が無ければ、悲劇なのである)
walthersのキットを購入して、開封してみて、「これなら、ボクでも製作できる!」と思った。まぁ、walthersの箱には、「イージーキット」と書いてあるのだから、これぐらい作れなくてどうする・・・

さて、増設サイロが手に入ったのだから、ここは何としても本体が欲しい。
で、どうしたかというと、これはもう、walthers本家の通信販売しかない!!と思い、発注した次第である。
今でこそ、amazonの本家「amazon.com」(アメリカサイト)や、鉄道模型、写真集など、海外通販を利用することが多くなったが、ボクにとって、英語のみで通信販売をする初体験であった。
まぁ、当然ながら支払いはクレジットカード決済であるし、それほど難しいものではない。ただし、通常の配送は、船便なので(今もそうなのかな?)、手元に届くまでに約3週間くらいかかった。
そして晴れて、2列×8列、16本の模型としては、堂々たる穀物サイロを組み立てることができた!
組み立てに難しいところは無かったし、日本製と比較すれば、多少「バリ」もあるが、パーツの接合も良かった。ただし、構造上、タンクの中心部分に接合線が入ってしまうので、そこは溶きパテをたっぷり流し込んで、丁寧に削って仕上げた。
ところがところが!!
ボクにとって、プラモデルを制作する際の最難関「塗装作業」が待っていた!!
ちょうど仕事が忙しくなってきたことも重なってしまい、walthers #933-3225 穀物サイロは、悲劇的なことに、それから約15年間も、組み立て途中のまま放置されることになってしまった。

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