小学校の頃、図工で野外写生の授業があって、小学校が岡山港至近だったので、岡山港にある工場、倉庫群のどれかを題材に絵を描いたのを覚えている。
そして、ボクは、この、丸正製粉のサイロを描いたことを、今も鮮明に覚えている。
幼少時から、親に連れられて岡山港に来たが、丸いタンクが束になっている穀物サイロは、今でも何となく心惹かれる。
首都圏近郊で有名なのは、鶴見線大川駅の、日清製粉サイロや、東海道貨物支線、東高島駅の日本製粉サイロではなかろうか。
こちらは、東高島駅からかつて専用線が伸びていた、日本製粉の穀物サイロである。(2005年11月撮影)
1896年(明治29年)の日本初の製粉の会社、日本製粉創業時のサイロを改修した、産業考古学的にも貴重な、日本最古の現役サイロとのこと。
3列×10列、合計30本のタンクが束になった、堂々たるサイロ!
そして、穀物サイロといえば、そこに接続する貨車は、ボクが最も美しく、セクシーな貨車とする、穀物専用貨車ホキ2200。(1998年東高島にて撮影)
東高島駅から小山駅までの運用が、2000年3月まで、ホキ2200の日本で最後の運用となった。
鶴見線大川駅も、1997年に運用廃止となっており、ボクが岡山から横浜に住み始めたのが正に1997年で、鶴見線浜安善駅辺りには、運用が無くなってしまった大川駅常備のホキ2200がたくさん留置されていた覚えがある。
さて、今回紹介するのは、アメリカ「walthers」というメーカーの、穀物サイロのNゲージスケールキット。
ボクが何故walthersというアメリカのメーカーを知ったのかは、ハッキリ覚えていないのだが、walthersは、HO、Nゲージ共に、アメリカ型の貨車を中心として、他にも工場や倉庫等、貨物列車マニアには、堪らない製品をたくさん発売している。
興味ある方は、walthersのWEBページから、ラインナップをご覧になってください。https://www.walthers.com/
日本のTOMIX、KATOをはじめ、ヨーロッパのメーカーと比較しても、どちらかというと貨物鉄道に向けた製品に力を入れてくれていて、上手くニッチなマニアを取り込んで隙間を埋めてくれているラインナップである。
walthersのwebpageからは、世界中のメーカーの鉄道模型を取り扱っており、鉄道模型の問屋的な役割をしているようである。もちろん、一般向け販売もしているのだが、ボクは先ず、日本でwalthers製品を取り扱っている模型店を探した。
もしかしたら、web検索でヒットしないお店もあるのかもしれないと思い、東京・横浜近郊の外国型模型を取り扱うお店には足も運んだ。
しかし、店頭に並んでいるものは、車両を中心としたラインナップで、ストラクチャーは、KATOが代理店を務めるNOCH、POLA、HELJANのキットが主であった。
その中で、唯一ヒットしたのが、静岡県浜松市の模型店「アールクラフト」であった。しかも、この模型店は、丁寧な在庫リストをアップしてくれている。
https://www.aalcraft.com/
お目当てのwalthersの在庫も確認できた!これは行くしかない!!
2005年5月、ボクは新幹線こだま号に乗って、浜松のアールクラフト模型店を目指したのだった!
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