1995年頃撮影。既に線路はありませんが、トラックが入り、施設は稼働中でした。
山陽本線東岡山駅の住友セメント包装所。
建築資材を扱う会社の一角となり、盛業中でした。
1995年頃撮影。チラッと日野KF?ZM?のミキサー車が写っていますが、当時はまだ現役だったんですね!
建築資材を扱う会社の一角となり、盛業中でした。
1995年頃撮影。チラッと日野KF?ZM?のミキサー車が写っていますが、当時はまだ現役だったんですね!
とはずがたり様のサイト「日本の鉄道貨物輸送と物流」を参考にさせていただきます。
本当にお世話になりっぱなしで、鉄道貨物に関する詳細な学術的研究には頭が下がる思いです。
その、「住友セメント」の項目を拝見すると、
西浜駅、住友セメント赤穂工場からの内陸の発送先は、
・江原(山陰本線)
・宝殿(山陽本線)
・東岡山(山陽本線)
・東津山(姫新線)
・西舞鶴(舞鶴線)
となっています。
江原駅と、西舞鶴には行ったことが無いのですが、Googleで検索したところ、江原駅にはセメントサイロが残っているのを発見しました!!行ってみたい!!!
ちなみに、「住友セメント」は、1994年に「大阪セメント」と合併し、「株式会社住友大阪セメント」となって、現在に至ります。
とはずがたり様のサイトにも書かれておりますが、
住友セメントは、1960年以降の正に日本の高度経済成長期、日本全国の各セメント工場を拠点に、「ゴールデントライアングル方式」!!という住友セメントオリジナルの構想に従って、工場からの最大輸送距離を120km前後とし、60km間隔の正三角形の頂点上に包装所(サービスステーションと称した)を配置、その間を鉄道貨物で輸送するシステムを確立したのでした。
これまでに紹介した写真の通り、住友セメント包装所は、細部は微妙に異なるものの、日本全国、ほぼ同規模、同仕様の施設が建設されました。
ボクが写した写真をご紹介すると、
神奈川県大船駅(東海道本線、2016年解体)
山梨県東花輪駅(身延線)
青森県川部駅(奥羽本線)
まだまだ、乗っている列車から見かけたりした記憶はたくさんあります!!
とにかくこの住友セメントサイロは、日本全国にほぼ同一規格のものがあるところが面白い!!
とにかくこの住友セメントサイロは、日本全国にほぼ同一規格のものがあるところが面白い!!
宝殿駅など、比較的遅く1995年まで、鉄道貨物輸送が残っていたにも関わらず、鉄道輸送の廃止をきっかけに、包装所としての役目も終えて、その後解体されたものも多くあります。
逆に、鉄道輸送は廃止されても、会社組織を変えながら、地域のセメント建設資材の貯蔵施設として、盛業中のものも、たくさん残っています。
嗚呼、日本の高度経済成長期の建設ラッシュの時代を支え、セメント工場から各施設まで、毛細血管のように、全国各地のローカル線の包装所に、住友セメントの貨車がセメントを運んだかと思うと、感慨もひとしおではありませんか!?
ところで、赤穂線、住友セメント赤穂工場の話に戻りますが、姫新線の貨物輸送廃止は、Wikipediaによると1987年らしいです。
ということは、恐らく東津山の施設までは、1987年頃まで鉄道貨物が生きていたのではないでしょうか?
ルートは、勝手に予測しますと、津山線はもう既に貨物輸送は廃止になっていましたので、
西浜駅→(赤穂線)→相生→(山陽本線)→姫路→(姫新線)→東津山
だったのではないかと考えられます。
姫新線で、DE10牽引の客車列車が残っていたことを考えると、
誰か、姫新線の貨物列車の写真をお持ちの方がいらっしゃれば、是非観てみたいです!!
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