2013年12月21日土曜日

岡山臨港鉄道について


この写真は、1984年(昭和59年)12月30日に廃止となった岡山臨港鉄道の線路跡の写真です。
岡南泉田~岡南福田間、廃止後、1988年頃、当時小学校4年生の自分が父と廃線跡を自転車で巡った時の写真です。

岡山臨港鉄道とは、岡山県岡山市の国鉄(現JR西日本)大元駅から岡山港駅まで、全長8.1kmの私鉄でした。

こちらは、終端部分、岡山港の引込み線が引き込まれていた倉庫の横。


玄関を出てすぐ隣というわけではありませんが、途中駅であった並木町駅近隣で生まれ、岡山臨港鉄道の汽笛の音を聞いて育ち、また、釣りの好きな父に連れられ、釣りや犬の散歩の為、頻繁に岡山港に連れて行ってもらった自分にとって岡山臨港鉄道は自分が鉄道好きになる基礎を築いたなじみある鉄道でした。
小学校は築港元町駅のすぐ隣の小学校でした。もっとも、自分が小学校に上がる頃には、既に廃止されていましたが・・・。

自分が現役時代、ほとんど写真を撮っていなかったことが、非常に悔やまれます。
(まあ、幼稚園児でしたから)

検索してみると、岡山臨港鉄道も、別府鉄道や、比較的最近廃線となった片上鉄道、下津井電鉄と並んで掲載された本が多く出るようになりました。
記事を目にする度自分の記憶が蘇ります。
「地味な私鉄だったけど、そこそこ多くの人が訪れていたんだな(今も廃線跡を訪れる人がいるようです)」と思います。

今は、自分も岡山を離れ、現在横浜の地でこの文章を書いています。
岡山臨港鉄道についての記憶が薄れていくのと同時に、岡山に帰る度、廃線跡の風景は開発され、その遺構は失われていきます。

このblogの一つのテーマとして、岡山臨港鉄道に関する僕の記憶をつなぎとめながら、廃線後撮ってきた写真をできる限り公開して残していきたいと思います。
そして、それを元に、自分なりの考察も交えながら改めて「岡山臨港鉄道」に対しての趣味的、歴史的研究を行い、さらに、眠っている資料を発掘し、とにかく忘れられつつある「岡山臨港鉄道」について可能な限り呼び起こそうという趣旨で記載いたします。
できることならば誰か目に留まった御先輩方の眠っている資料の発表の機会となり、「岡山臨港鉄道」を一趣味人の立場ながら後世に伝えていく一助となればと思っています。

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